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JAZZ Cello (4th tuning). Double bass(music by Ron carter)


# by jazzcello | 2021-01-31 18:58 | cello

JAZZ Cello (4th tuning) How high the moon


# by jazzcello | 2021-01-31 18:57 | cello

JAZZ Cello (4th tuning) I'll close my eyes


# by jazzcello | 2021-01-31 18:55

Youtube開設

youtube 開設しました。
4度調弦チェロです。弦はHelicoreの4th−Tuning setを使用

JAZZ Cello (4th tuning) Bye bye blackbird



# by jazzcello | 2020-08-15 21:33 | cello

4th Tuned Cello

ふと思いついた。このところチェロを弾いてない。ベースばかり弾いる。ならば、かつてのジャズベーシストのようにベースのオクターブのチューニング(4度調弦)にしてみたらどうかな?

そんなこんなで、色々調べたいたらなんと4度調弦用の弦が市販されているのがわかった。

http://www.orchestral.daddario.com/OrchestralProductDetail.Page?ActiveID=4495&productid=168&sid=6d51f89d-f0fc-4f83-83a5-a9262d6f5ec5

なんと!!市販されるほどの需要があるということだ。だとすると、これは4度調弦にしなけりゃならん。

ただ、この弦は日本では公式には販売してないようだ。ならば、どうしよう?と考えてみて思いついてしまった。
「4度調弦ならギターだ」「ギターのフラットワウンド弦をはってみたらどうだろう?」

所有しているフルアコに張られている弦を見る限りギター弦のほうがやや細そうだ。ギター弦は太さが数値で示されているがチェロ弦の太さのデータは無いだろうかと探してみて見つけたのが次のページ

http://www.sasakivn.com/werkstatt/report/saitenschpan.htm

ギターとチェロ共通のD弦で比べるとして、この表中のチェロD弦で最も細いのは0.935mm=0.37インチ。一方、比較的入手しやすいギターのフラットワウンド弦、ダダリオのミディアルゲージのD弦が0.35インチ。そんなにかけ離れた数値ではない。あとは弦長がチェロのほうがやや長いので長さが足りるかだけの問題だ。

そこで、ダダリオフラット弦の4~6弦をチェロにはってみた。

結果は、ダメだった。

というのは、長さもOKだったしチューニングも目的の音が出たし、弦が細い分ややテンション感が弱いがまあ許容範囲。だが。音色が「変なギターの音」になってしまった。


ならが、市販のチェロ弦でなんとかするしかあるまい。チェロ・ベースのチューニングを並べてみると

C・G・D・A
E・A・D・G

これを変換すればよいのだが。Dは共通なので問題無し。A→Gは1音下げるだけなので多少揺るくなるが可能。G→Aは一音上げなので、多少きつくなるが可能。問題はC→Eで、2音あげるのは許容範囲外。

で、弦の並びを見ていて思ったのが、Gを下げるほうが近い(1音半)じゃないか。下げるよりあげるほうが弦にも楽器にも負担は少ないだろうし。

とりあえず、C弦をはずして予備のGを張って(つまりG・G・D・A)
A→G
D→D
G→A
G→E
にしてみたところ、Aのハイテンションが突出して違和感があり、Eのユルユルは最低弦だと案外気にならなかった。

テンションがきついのなら細い弦を使えばよいということで、G弦のライトゲージを使ってみることにした。チェロ弦にも(全ての弦にではないが)ゲージ違いがよういされていることが多い。でライトGをA弦として張って見たのだ。

その結果、突出したハイテンション感が大分緩和されていい感じだ。ほぼ違和感がない。これで、完成としてもよいのだが、1音半下げたEをGのヘビーゲージに変えるとよりグッドだろう。

まとめると。

1弦:A弦を1音ダウンしてGとして使う
2弦:D弦をそのまま
3弦:G弦ライトゲージを1音上げてAとしとして使う。
4弦:G弦(ヘビーゲージ推奨)を一音半下げてEとして使う。
(ちなみに弦はスピロコアをしようした)

これで、弾いてみるとチューニングが違うだけなのだが、かなりの違いがある。一番の収穫はジャズフレーズが弾けること。もちろんレギュラーチューニングのチェロでも弾けるのだがベースで憶えた運指で弾けるのは「アドリブ」をするうえではものすごいアドバンテージだ。
アドリブの考え方として、頭にうかんだフレーズを指で再現するというのがあるが、アドリブをしていく中で「頭」ではなくて「指」が覚えているフレーズというのはどうしてもある。特にブルージーなフレーズは4度のほうがやりやすい。

もうひとつ、音色が違う。4度は5度よりも響かないチューニングなのでその影響か、やはり音が微妙にくすんだ感じがする。音響的にはマイナスなのだが、その「くすみ」はジャズをブルースを感じさせるような気がする。


で、ここまで書いて来てなんだが、チェロを弾きたいと思うのならやはりレギュラーチューニングでやった方がよい。たとえあなたがベーシストだとしても。4度チューニングのチェロはやっぱり「ピッコロ・ベース」であってチェロではないと思うからだ。チェロの音が欲しいのなら、5度にしましょう。
# by jazzcello | 2015-02-24 20:22 | cello