ブラス

 こちらをご覧いただくとお分かりだが、私は高校の時に吹奏楽部だった。 その後も市民吹奏楽団に所属するなどして吹奏楽自体は好きである。

しかし、吹奏楽という存在は結構やっかいだ。どうも、学校の部活の音楽というイメージがあってあんまり一般的なリスナーを獲得していると言えない。 それで吹奏楽に身を置く人も置かない人も吹奏楽の将来について憂いていてもっと健全に発達して欲しいと思っている人が多い。




そのためなのかどうか、「本物志向」ということなのだろう。かつては使われていた吹奏楽独自の楽器を使わない傾向にある。(私が高校のときすでにそうだった)例えば、アルトホルンとか、コルネットとかだ。バリトンも今ではユーフォで演奏するのが普通だ。ようはオーケストラに無い楽器はなるべく使わない。他に代替の無いサックスとユーフォのみは例外ということだ。これによって吹奏楽は弦楽器の代わりに木管群を配したオーケストラとなっている。

一見(一聴)下世話な音がなくなって高尚な響きになったように感じるが、私はこれによってオケの持っていない「ブラス楽器のみの融合した音色」を失っているのではないかとおもう。木管楽器は透明な音色が命でバス楽器まで動員して集団にすると木管らしさを失う。が、金管楽器は、サクソルン属(アルトとかユーフォですね)を使うことによって一つの融合した音色を作ることができる。トランペット・ホルン・トロンボーンでも可能だが、サクソルン属をいれた方が有効である。(ちなみにイギリス式のブラスバンド(金管バンド)はサクソルン属を中心にしている。これは吹奏楽と違って定番の編成がある)。今でもサクソルン属を使うマーチングバンドの音色は一本筋が通っていて、標準編成も無く右往左往している吹奏楽とは対照的である。

ようは何となくまがい物のように感じて排除してしまったサクソルン属をもう一度見直そうということ

「サクソルンは吹奏楽を救う!!」(やや大げさ)

そういえば、高校のときにブージー版のマイスタージンガーを演奏したことがあった。そのときにバリトンはユーフォが、コルネットはトランペットが演奏した。又バスは一種類のチューバで吹いた。考えてみると、バリトンはバリトンを使い。バスは小バスとしてユーフォを使いチューバと演奏させるた方が本来の編成に近いだろう。それに何かというとソロコルネットがでしゃばっていたのを大分カットしたが、トランペットでやるから変なのであってコルネットでやればよいのだろう。今思えば一度本来の編成で演奏してみたいと思う。もっともストリングバスは編成に入ってないのだが。
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by jazzcello | 2005-02-28 22:48 | music
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