ストラディバリウスは名器か?

ストラディバリウスはほんとに名器?

こういうサイトがある(2002年の記事だそうだから結構古い)ストラディバリウスでググると結構上のほうにくるので見たことある人もいるかと思う。

内容の趣旨は、テレビでストラディアバリウスとコピー(古いものから量産品まで)の聴き比べをやって本物が勝てなかったということをとりあげて、ストラディバリウスは本当に名器なのか?問うているものだが、聞き比べで勝てないとダメというのは大きな勘違いなのだ。なぜならバイオリンの性能は音色では決まらないからだ。





バイオリンの性能というのは色んな要素があって一言では言えないが、目の前にあるバイオリンをひきくらべたときの性能の差というのは、発音の反応・音量・響きなどの要素で決まると言ってよいだろう。そして、それらはも好みのしめる割合は大きいにしても、一定の傾向を持って優劣を付けられるものだ。それは音楽をする道具として優れているということだ。

上記のサイトでテレビ番組の聴き比べに参加したバイオリニストが
実際に弾いてみるとストラディバリウスの素晴らしさが良く分かる、という主旨の反論をして終わりました。つまり弾く者には良さが分かるけど聴くだけじゃ分からない、という結論ですね。
ということを言っているのはこういうことを指しているのだと思われる。けっしてこれは負け惜しみで言っているのでもなく、お前らにはわからねえよ。と言っているのでもないのだ。

さて、このサイトでは音色のことだけでなく値段のことも言っている。必ずしも一番音が良いわけでもないのに何であんなに高いのか?と。

これについてもまったくの誤解である。別にストラディバリが高いのは良い音をするからではない。又、例えば新作名器と10倍も差がついてしまうことについては「道具として優れているから」ですらない。「骨董品として市場原理によって」値がついているのである。

このサイトで
例えば1億円の貴金属と200万円の貴金属を比べてごらんなさい。その違いが分からない人はいないでしょう?でもヴァイオリンの品質について、基準が国際的に決められているわけじゃありません。ましてや9800万円もの価格差の客観的な根拠なんてありません。よく考えてみれば私には非現実的な価格差だと思われます。ストラディバリウスの歴史的かつ骨董的価値は高いでしょうけど、誰が聴いても良い音がするわけではない楽器に、それほどの価値を与えるのは行きすぎではないでしょうか?
と言っているのだが、一億円のダイヤと200万円のダイヤの区別は私にはわかりません。(それどころか200円のガラス玉との区別もつかないかもしれない)。非現実的な価格差というのはそうだと思うが、それを言ったらダイヤもゴッホも古伊万里もみんな非現実的な値段だと思うが?
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by jazzcello | 2006-11-08 12:30 | music
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