チェロを立って弾く?

オーケストラにしろビッグバンドにしろ大人数の合奏では楽器は座って演奏する場合が多い。

少人数の合奏では、クラッシック系のアンサンブルでは大概は座って演奏しているが、他のジャンルでは立って演奏していることが多い。ジャズの演奏の場面では座っているのは足を演奏に使うため「立つ」という本来の用途に使えないドラムとあんまり大きくて高さが調整できない(ペダルを使うという事情もある)ピアノくらいであるし、ピアノもロック系では立って弾くこともめずらしくない(キーボード弾きなんかは複数のキーボードを操る都合上立っていることも多い)。



そんな中でチェロは座って弾くのが必須である。私は巨人なので高めのいすに座れば小柄な女性くらいの高さを確保できるが、それにしても他の人が立っている中座っているのは、正直言って目立たない。

目立たないなどというのは、まあ音楽とは関係ないことなので良いとしても、ビートを感じながら演奏する必要のあるジャズを「イスに固定されたまま」演奏するのは、あんまり好ましくないのではないかな?ピアノもドラムも座っているといいながら体は固定されてはいない。逆に相手が固定して(かつ広範囲にうごきまわらねばならないので)体は自由である。

チェロの場合逆に楽器を自分の体で固定してやる必要があるので案外体の自由が利かない。チェリストで腰痛というのは案外多いのもその辺に起因している。

で、チェロを立って弾くのはどうなのだろうと思いついて考えてみたのだが、不可能ではないようで実際吉川よしひろ氏は立って弾いているし、こういうところ(楽器の構え方と位置)に立って弾く画像があったりするし、オーケストラの舞台裏でエンドピンを伸ばして立って弾いている人も目撃したことはある。

試してみたことはあるのだが、どうも具合が悪い。というのは前記したように私は巨人なのでこれをやるにはエンドピンが足らない。これ以上長いものにするとエンドピンがしなってしまって、楽器の安定がすこぶる悪い。又、楽器を固定させるのに座っているとき以上に体に悪そうである。

いっそのことエンドピンではなくて演奏用のスタンドでもあればよいのではないか?と思うのだkが探してみるとあったりする。Arnold Cello Stand

微妙である。見たところ完全に固定ではないようだ(完全固定ではこれがまた窮屈だ。楽器は自分の動きにある程度は付いてきてくれないと弾きにくい)。特に問題はなさそうなのだが、スタンドが場所とりそうだ。ステージにこれ置くスペースあるだろうか?それに、結局スタンドから離れられないのは一緒だったりする。それだったら座ってもあんまり変わらないか?

あと考えられるのはストラップである。以前テレビでヨーロッパの街角で演奏していた弦学四重奏(けっこう本格派)がストラップで肩からしょっていた。体と楽器の間にはなんだか布団みたいのが挟まれていて楽器が斜めになるようになっていた。

さらにはこんなものもあるようなのだがヴィオロンチェロ・ピッコロ・ダ・スパラ
これはちょっと衝撃的すぎるか?



まあ、変なことを考えてないで座って弾きます。なるべく楽に座れるように考えよう。
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by jazzcello | 2006-04-28 12:47 | cello
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