PSE法

当BLOG2月25日の記事で取り上げたPSE法について、新たな動きがあった。

<PSE法、ビンテージ楽器は「例外」に(yahoo-news)>

<PSE法、「ビンテージ品のみ除外」に困惑する中古業者(yahoo-news)>

今になって姑息な感じだが、これはダメである。



というのはPSE法の実体は決して「まったく売れなくなる」というものではなくて「売るのに手間とコスト及びリスクがかかる」ようになるというものなのだ。ビンテージ品というのはプレミアがついているので高額であり、コストをかけても売れるのである(もちろん、売る側にコストをかけられる体力がなければならず、個人商店などは対応できないという問題はあるが)。ようは、元々ビンテージ品というのは今回の騒ぎでもっとも影響の少ないところなのだ。

もう一つ問題は、自分は楽器を扱う身だがそれにしてもなぜ「楽器」だけが特別なのかということに対して合理的な理由はないだろう。おそらく「坂本龍一氏など著名人が反対しているからそこだけは対応してみました」ということだろう。となるとますます姑息である。

今回の騒ぎは実は過剰報道による混乱が原因の一旦なのではないかと疑っていた。法律の適正な運用が明らかになれば、騒ぎも収まり中古品も法に則って適正に取引されるようになるのではと期待していたのだ。それには経済産業省が適正な運用を示さなければならないのだが、今回の対応では「ビンテージ品は対象外=それ以外は対象にする=報道の通りに売れなくなる」というのも認めたことになってしまい、騒ぎは収まらないだろう。しかも、こんな泥縄対応しかとれないようだと今後の対応も期待できない。どうも甘かったようだ。

追記:大手のリサイクルショップでは、コストと言うよりリスクの問題と言っているようだから、そこのリスクを軽減するような対応は経済産業省は取れないのだろうか?ビンテージ品適応外というような姑息なことではなくて。
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by jazzcello | 2006-03-16 12:28 | music
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