癒し??

某掲示板である人が演奏中に激しく体を動かして演奏していることについて、<癒しと言うよりハラハラドキドキしてしまった。>という事が書いてあった。このある人が宗次郎だったら別に構わないのだが、そうでは無くクラッシック系のバイオリニストだった。とするとこの書込みをした人は<音楽=癒し>ということなのだろう、少なくともバイオリンの演奏に癒しを求めているのだろう。



音楽は個人の趣味なのでどんな聞き方をしても構わないが、<音楽は心の癒し>を前提にしてしまうのはどうだろう。私は、音楽を聴いたら<どきどき・わくわく>したいし、バラードなどゆっくりした曲でも、本当に良い音楽を聴いたときでも、心が平穏になるというよりも何かこう感情が沸きあがってくるものだと思うのだが。

演奏する立場から言うと音楽は自己表現という意味である種の<衝動>だと思う。もちろん、音楽は衝動的にできるものではなく綿密は計算と長い準備・練習..表現できるようになるのに時間はかかるが、自己の感情(この感情は喜怒哀楽のように形のあるものではない)を発露するという意味で<衝動>なのではないかと思う。

もう一つ<音楽=癒し>が引っかかるのは「それって音楽をなんかの手段にしているだけでねえの?」ということ音楽はそれ自体が美しく価値があると思うのだが(ここでの美しいは単にきれいと言うことではありません念のため)。

と、言ったものの繰り返しになるが最終的には個人の趣味だしたしかに疲れているときなど音楽は心に優しいのは事実だが、「あなたの音楽を聴いて癒されました」というのは勘弁してください。

<追記>演奏中に激しく動くことの是非については論じていません。
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by jazzcello | 2004-11-25 22:54 | music
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